2023/07/28 15:59
「酒粕の吟」のスイーツは、3つの蔵元の酒粕を使用しています。
いずれもこだわりの酒造りに定評のある酒造所。丁寧な仕込みから醸し出される日本酒は味わい深く、多くの人を虜にしています。その醸造過程でできる酒粕も、豊かな栄養と味わいをもっています。
森喜酒造場 るみ子の酒
すべて純米酒の酒粕で、お米とお米由来の麹以外の原料を使っていない酒粕です。搾りの圧をかけ過ぎていないので、硬くない柔らかさが特徴です。昔ながらの伝統的かつ手間のかかる製法で、生もと、山廃も造っていますが、これらには酵母は添加していません。1992年、漫画家の尾瀬あきらさんの命名、ラベルにより誕生。米の旨味をしっかりと引き出した、力強く、飲み飽きない酒です。年間54キロリットルという限定生産の希少な酒です。日本酒の味わいは、酸味と旨味のバランスが素晴らしく、料理に寄り添う味わいです。
若林醸造 つきよしの
長野県上田市の塩田平唯一の酒蔵として、数年前から女性の杜氏が酒造りをしています。若林醸造の酒粕は、袋で日本酒を搾るため、搾りすぎず粕が柔らかくしっとりしているのが特徴です。日本酒は「美山錦」「ひとりごこち」を中心に、長野県産の原料を使用して造っています。味わいは、程よく華やかな香りに包まれながらも落ち着いた旨味をしっかりと感じます。
宗玄酒造 宗玄
酒を搾る際に、高品質を目的として、酒への雑味混入を防ぐために絞り切らず圧力をかけ過ぎないという点をこだわっています。これにより酒粕側に潤沢な酒の成分が含まれています。粕汁や漬物など様々な用途として地元住民の皆様に愛用いただいています。宗玄は250年の歴史がある能登杜氏発祥の蔵といわれている能登半島の先端に位置する珠洲市の酒蔵です。能登杜氏が醸す米の旨味をぐっと引き出す造りにより、日本酒は後から宗玄らしいコクが押し寄せてきます。